今回の動詞は ‘Help’
この動詞の核となる意味は「手伝う」‘Help’ には、例えば咳が止まらなくて寝付けない時に、胸を温めると少し症状が和らぐと言ったように「〜が効く」と言う意味での用法がある。
しかし注意するべきは、英語においてこの「効く」と言う表現は’Help’と’Work’の2種類ある。
‘work’は100%の効き目で、「悪いところが治る」と言うのに対して‘Help’は、いくらかの効き目で「少し楽になる」と言うのが違い。
または、助けを必要とする人の全てを手伝うのではなく、その人が自分一人でもやっていけるよう部分的に手伝う、と言うように手を貸すことの度合いが明確なのである。
今日の1曲: With a little help from my friends by Joe Cocker
今回の動詞である’Help’に因んで、ビートルズがオリジナルのミトによる選曲
後半
前半の内容を受けて、言語間で異なるニュアンスのすり合わせをしなければ、コミュニケーションが成り立たないので、国際結婚などうまくいかないケースが多いのではないかと、ユウコがコメント。
また、例えば障害者に対して、日本では「全てを代わりにやってあげる」欧米では「彼らが自立できるよう部分的に手を貸す」と言う考え方の違いがあるのではないか、と感じていたが、今回の’Help’についての学習を踏まえ、そう感じていた理由がわかったような気がすると、ユウコがコメントする。