⽂の要点となるのは動詞。その中でも頻繁に使われる主要18動詞というものがある。
これら⼀つ⼀つを、短いフレーズに⽤いた例⽂を複数学ぶことで、それぞれの動詞のニュアンスが⾝につく。
例えば⼀つの動詞を朝起きてから夜寝るまでの⾏動を表すのに⽤いる。それらを⽇々の⾏動に伴って毎⽇練習し、考えなくても出てくるようになり、それが18動詞分蓄積されれば、異なる動詞のフレーズをいく通りにも組み合わせると、簡単な会話ができるだけの⾔語のストックが成り⽴つ。
18動詞の⼀つ⽬は ‘get’。辞書で調べると「得る」と出てくるが “get on the bus” のように、「得る」では意味が取れないものも数多くある。より英語のニュアンスに近い⼤役を考えるのであれば「〜の状態になる」と考えると良い。先ほどのフレーズでは「バスにくっついた状態になる」➡「バスに乗る」。”get up” なら「上⽅向の状態になる」➡「起き上がる」と⾔った具合に。
ニュアンスが⾝につくと、たとえ聞いたことのない組み合わせのフレーズが来たとしても、核となるニュアンスから意味を想像して理解することが可能になる。しかし、対訳で覚えていると、新たなフレーズが来た場合に意味が取れず、その都度辞書を引くということになる。
教育格差について。教育格差と聞くと世帯収⼊の差が原因していると思いがち。しかし、新型コロナの状況下、遅れを取り戻させるためになんとか教育のカリキュラムをこなす⽅法ばかり打ち出そうとしている。その⾏動はなんのためかと考えると、良い進学をして良い就職をして経済を⽀えるためである。つまり 「教育=学⼒」としか⾒てない社会のあり⽅が、その⽅針に沿わない考えは負けだと定義し、受験という形で⼈の価値を決めようとしていることが、我々の住む社会に格差を⽣み出している。