通じない英語
日本人には濁点で終わる単語を好まないという傾向があり、
big → ビック dog → ドック bag → バック
と発音しがちであるが、ドック → doc バック → back
のように、発音が違うことで別の語として認識されてしまう。
また、日本語において馴染みのない音故、あまり好まないのか、
jelly → ゼリー general → ゼネラル
のように、ジャ行をザ行置き換える傾向も見られるが、これらの誤った発音では、
‘jelly’ ‘general’
としては認識されない。
他にも、日本人が発音しやすいように、カタカナ読みにした語には
liquid → リキッド language → ランゲージ
ideology → イデオロギー energy → エネルギー
などがあるが、英単語のカタカナ的発音は本来のそれとは似ても似付かず、全く通じない。
今日の1曲: Just the Way You Are by Bruno Mars
後半
日本では、reduce (削減), reuse(再利用), recycle (リサイクル)を “3R” として、それぞれの自治体がポスターなどで環境保全を呼びかけているが、海外では3つどころではなく、”8R” が当然。
“8R” の単語が、日本人にとって馴染みの薄い物であったりするということのみならず、「衣替え」や「過剰包装 = 丁寧」と言った文化的観点からも、”8R” は日本で浸透しにくいのではないかと考えられる。
こういったところでも、日本と海外諸国との間に考え方の差が生まれるのだが、何も “8R”を番組として奨励しているわけではない。
例えば “SDGs”。それらに本当に取り組まなくてはいけないのは新興国であるのに、声を大きくそれらを謳うことに躍起になり、お互いに罰則を課しあっているのは少数の先進国のみ。
そう考えると、”SDGs” や “8R” のように目標を掲げる行為は、金儲けを目論む者が「環境保全」という名目で、自分個人あるいは自国に有益になるための手段である、という陰謀論の可能性も考えられるのではないか。