中学生の英語学習を手伝う際、
interesting(面白い)- interested(興味がある)
exciting(ワクワクさせる)- excited(興奮している)
tiring(骨の折れる)- tired(疲れた)
上に挙げ例のように、語尾が ‘-ing’ と ‘-ed’ 場合で意味が異なる形容詞を使う時、「彼らの多くは、それぞれの意味をどちらの活用形で用いるべきであるかを混乱してしまう」とミトは語る。
それが起こる原因としては「この場合の意味はこうで、あの場合の意味はこっちとなる」というように、なぜそうなのかと理解できる仕組みを説明されることはなく、「こういうものだから暗記をするように」と教えられるからだろう、とミトがコメントする。
今日の1曲: A Whole New World from Aladdin
後半
ある有名な企画が出している子供向けの高額英語教材を購入したリスナーの話。
一般的に、子供の英語学習にかかる費用と比較すると安く上がるというデータを見せられ、それに納得して購入に至った。教材内容自体はすごく良いとのこと。
しかしその教材を通して学んだことは「レモン」の発音は「レメン」というのがより本当の発音に近いということのみ。
教材販売業者は売るまでが仕事で、購入後に学習意欲を維持し、家族みんなで学習を継続して英語を習得するまでのプロセスをサポートすることは、当然販売者の責任ではなく、習得に至るのは購入者の努力次第となる。
何事も努力なしではできるようにならないというのは当然のことではあるが、英会話産業では「時間を要し努力が欠かせない」と唄うと、商品が売れなくなるため、タブーとなっているようだ。
次から次へと新しい教材やスクールが新規参入してくる英会話産業だが、短期間で楽に習得できるといったことが本当に可能であるのなら、今頃は日本中が英語がペラペラになっているはず。
逆を返すと、これだけ多くの商品が世の中に出回っていることが「そんなことはあり得ない」と証明してしまっているようなものではないか、とミトは言う。
「英語は世界一簡単な言語であるとミトは言う」とユウコが指摘する。
では、その簡単に習得できるはずの言語になぜ日本人は大変苦労するのか。その解き明かしを次回に予定する。