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2021年12月10日

老害

この前、職場で同僚が「花咲か爺さん」について意見を述べた。

悪い性格のお爺さんには、何事も上手く行かないが、良い性格のお爺さんに全てが上手く行くと言う内容に、『ロビンフッドのような(若手)義賊と言った、登場人物の行動や功績を評価する欧米の話に比べて、日本の昔話では、「何を成し遂げたか」ではなく「どんな人物であるか」が重要視され、しかも評価されるのは若手ではなく歳を重ねた者ばかり。桃太郎も鬼を退治しに行ったのは、お爺さんとお婆さんの豊かな生活のため。』とコメント。

室町・江戸時代頃にできたとされる「花咲か爺さん」の話の影響は、ITが発達した21世紀の現代でも見え隠れし、例えば年功序列賃金制を保持したい者の言動に表れている ー 老害

時代が進んで、新しい考えを取り入れようと声を上げても、「年齢を重ね、良い人でいる事が大事だ」と言うような概念を昔話などを通して植え付けられているのなら、「老害」は無くならないのでは?