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2021年7月25日

2021年07月25日 日曜日 8:30 第57回放送

通じない英語

以下のような車に関するカタカナ語は英語としては通じない。

winker:
方向指示機はチカチカと何回も曲がり終わるまで点滅するが、片目を閉じて相手にシグナルを送るウィンクは1回だけ。もともとの英語における方向指示機を意味する語が、日本人にとっては馴染みのない言葉で覚え辛い・言い辛いと言う条件に加えて「ウィンカー」と言う語が本来の表現に似ていたことから、「ウィンカー」の方が日本語社会で用いるには都合が良いため、本来の用法とは異なる意味で採用されたと考えられる。

車関連の通じないカタカナ語には他にも、

handle, back mirror, front glass, baby car, baby in car

などがある。

今日の1曲: She’s got her tickets by Tracy Chapman
リスナーYUKAさんによるリクエスト

後半

来日した IOC のバッハ会長が会見で「日本人」と言うはずを「中国人」と言い誤ったと言うニュースが2021年7月12日月曜日に報道された。

「オリンピックと言う世界的なイベントを扱う組織の会長ともあろう者が、日本人と中国人の見分けも付かず、しかも日本の地で中国人と言い間違えるとは何事か」と怒りを覚えた日本国民が多かったようだ。

しかし、オリンピック開催目前で開催都市において、見分けが付かない故、そのような言い間違いをすると言うのは非常に考え難い。
事実、言い間違いをした後すぐに気付いて、言い直している。

実際、コロナの影響がある中で、多くの試合が無観客となっている現状では、東京オリンピックに期待できる利益は相当少ないのではないか。

そして、1年半ちょい後には北京での冬季オリンピックが控えている。これに向けて、IOC と中国との綿密なやりとりが既に進んでいると推測でき、バッハ会長の意識には中国のことがあったのだろうと考えられる。

それ故の言い間違いだと言う可能性を考えられる現状があるのであれば、焦りを感じて何としてもオリンピックを成功させることに力を注ぐべきであり、言い間違いをされたことに怒りを覚えている場合ではないのではなかろうか?