今回の形容詞は‘serious’
辞書でひくと「真面目な」と出てくる。
英会話の授業で、自分の夫を「よく働き、まっすぐ家に帰ってくる真面目な人」という意味合いで “He is a serious person.” と表現する人が多くいる。しかし英語のニュアンスにおいて、この表現では「遊び心や冗談を言う余裕が全くない堅い人」と言う意味になり、日本語でのニュアンスを表すことはできない。
辞書の対訳に頼っていると、ニュアンスに食い違いが生じてコミュニケーションがうまく取れなくなってしまう。
今日の1曲: What a Wonderful World by Louis Armstrong
ミトによる選曲
後半
「ニュアンスを重視しコミュニケーション力を高めるための英会話学習法と、いわゆる受験英語は両立できるのか?」と言うユウコの質問に、「後者はやめるべきだ」とミトが回答する。
全てが間違いというわけではないが、限られた時間の中で教えなければならない量のカリキュラムをこなすのにニュアンスを細かく教えていては、到底時間が足りない。
また、英語のネイティヴではない講師が、細かいニュアンスを教えられるのか、それ以前に理解しているのかも疑問であることから、「時短」のために、
will = be going to
must = have to
と言った置き換えをさせて学ばす方法が未だ用いられている。
因みにこれらの二つのペアのフレーズはイコールでは決してない。よって、これらを学習することは英語を話せるようになることから遠ざかる原因でしかない。
少しの毒でも混ざると飲めなくなるように、誤った学習法はその都合の良さから、ほんのわずかであっても浸透は早く、毒されてしまう学習者は多い。
Ending Song: Vivir Mi Vida by Marc Anthony
ユウコによる選曲