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2020年11月29日

2020年11月29日 日曜日 8:30 第23回放送

しばらく休んでいた主要16動詞に戻る。残すところ後3つ。そのうちの一つ目は‘RUN’。

この動詞の一般的な意味の認識は「走る」。

例:人や動物が走る、乗り物が走る、電気が走る

英語では、「蛇口をひねって『お湯が出る』」や「川が流れる」など、液体でもなんでも物理的に何かが移動すること

“Hot water is running.” “A river runs.”

と言う様に ‘RUN’ で表す。また、

“Washing machine is running.” (洗濯機が回っている) “I run a business.”(会社を経営している)

の様に、物理的ではなく、機能や仕組みが動くことも ‘RUN’ で表す。

今日の1曲: Long Train Running by the Doobie Brothers
ミトによる選曲

後半

銭湯文化について。

地位や年齢差に細かい日本社会では、趣味の世界でもその影響がある。例えば、楽器演奏を趣味とする異なる世代の人間が集まって楽しもうとすると、その集団の中で年功序列が発生する。そのため、若者たちが隔たりなく活動を楽しむ事が難しくなる可能性が出てくる。

そんな居心地の悪さを感じる社会の中、「裸の付き合い」と言われる銭湯では、地位や年齢差と言った「着物」を全て取っ払って、銭湯を利用する全ての人が、一人の人として互いにコミュニケーションをとる事ができる場所ではないか、とミトは感じている。

女性は銭湯で見ず知らずの人と交流すると言うことを男性ほどしないのではないかと感じる、とユウコが発言。

男性と比べて服装や化粧、装飾品など女性は着飾るものが多く、それらで相手の立場などを判断していて、それを全て取り払う銭湯では相手を判断する基準が分からなくなるため、見ず知らずの人と交流することに抵抗が生まれるのではないか、とミトが発言。

そんな銭湯も今、数が減っている。自由にコミュニケーションが取り辛い社会において、その可能性を提供してくれる「銭湯」という場所を維持していく事は、日本人のコミュニケーション力向上に欠かせないのではないか。